PLAUD(プラウド)は、専用の小型デバイスで会話や通話を録音し、アプリ上で文字起こし・要約・共有まで行えるAIボイスレコーダーです。スマートフォンの録音アプリだけでは取りこぼしが心配な人や、会議・商談・取材の記録から要点整理までを一つの流れにまとめたい人に向いています。

ただし、PLAUDは本体を購入すればすべてのAI機能を無制限に使える製品ではありません。デバイス料金とは別に、毎月の文字起こし時間に応じたAIメンバーシップがあります。購入前には「どのデバイスが合うか」と「月に何分文字起こしするか」を分けて考えることが大切です。

この記事は2026年7月29日時点の公式情報と公開レビューを整理した編集部調査です。編集部による実機検証ではありません。

PLAUDとは

PLAUDは、録音用デバイスとAIアプリを組み合わせたサービスです。カード型のPlaud Noteシリーズは対面会話と通話録音に対応し、NotePinシリーズは衣服などに装着してハンズフリーで対面会話を記録する用途を想定しています。

録音後は、112言語対応の文字起こし、話者識別、目的に応じた要約、マインドマップ、録音内容について質問できるAsk Plaudなどを利用できます。音声だけでなく、テキスト・画像・重要箇所のハイライトも追加できるため、会話の前後関係を補いながら記録を整理できます。

4製品の違い

2026年7月29日時点の公式ストアでは、カード型2製品とウェアラブル型2製品が案内されています。キャンペーンで販売価格が変わる場合があるため、購入時には公式ストアの最終表示を確認してください。

製品

税込価格

主な用途

収音範囲

連続録音

Plaud Note

27,500円

通話・日常の会議

最大3m

最大30時間

Plaud Note Pro

30,800円

通話・重要な商談・広めの会議室

最大5m

最大50時間

Plaud NotePin

27,500円

歩きながらの会話・現場業務

最大3m

最大20時間

Plaud NotePin S

28,600円

ハンズフリーの対面録音

最大3m

最大20時間

Plaud Noteは厚さ2.99mm、重さ30gのカード型で、対面録音と通話録音を切り替えて使います。Plaud Note Proは同じカード型ですが、4基のMEMSマイクと1基のVPU、最大5mの収音範囲、状態を確認できるディスプレイを備えています。

NotePinは16.6gのウェアラブル型で、クリップやマグネットピンなどを使って装着できます。NotePin Sは物理ボタンを採用したモデルです。通話録音を重視するならNoteシリーズ、移動中や現場での対面会話をハンズフリーで残したいならNotePinシリーズが比較しやすいでしょう。

本体料金とは別にAIメンバーシップがある

PLAUDデバイスを購入すると、追加料金なしでStarterプランを利用できます。Starterには毎月300分の文字起こしが含まれます。月300分は、60分の会議なら月5回分が目安です。

プラン

月払い

年払い

文字起こし時間

Starter

無料

無料

月300分

Pro

月3,000円

年16,800円
月額換算1,400円

月1,200分

Unlimited

月5,000円

年40,000円
月額換算約3,333円

無制限
1日最大24時間

未使用の文字起こし時間は翌月へ繰り越されません。上限を使い切った場合は、上位プランへの変更に加えて、600分・3,000分・6,000分の追加パッケージを単発購入する方法も案内されています。

料金を比べるときは、本体価格だけでなく、想定利用期間中のAIプラン費用も含めてください。例えば週に1回、60分の会議を録音する程度ならStarterの範囲に収まりやすい一方、毎日の商談や長時間の取材ではPro以上を検討する可能性があります。

PLAUDの主な機能

  • ワンタッチ録音:デバイスのボタン操作で録音を開始できます。
  • 112言語の文字起こし:話者識別とカスタム用語にも対応しています。
  • 多次元要約:会議、商談、インタビューなど目的に応じた形で内容を整理します。
  • Ask Plaud:録音内容について質問し、必要な情報や要点を探せます。
  • マルチモーダル入力:音声にテキスト、画像、ハイライトを加えて文脈を補えます。
  • 共有・エクスポート:リンク共有や複数形式での書き出しに対応しています。

AIの出力は、録音環境、話者同士の距離、発話の重なり、固有名詞や専門用語などによって変わります。重要な議事録や契約に関わる内容は、要約だけで判断せず、音声と文字起こしを確認してください。

公開レビューで見られた評価

App Storeの公開レビューでは、デバイスの携帯性やバッテリー、アプリの操作性、無料の月300分を評価する声が確認できます。一方、確認したレビューの中には、イヤホンを使うWeb会議で録音方法を工夫する必要があること、日本語表示の一部、NotePin単体での操作に改善を求める声もありました。

独立した実機レビュー記事では、通話録音から要約までを一つの流れで扱える点が評価される一方、本体単体では録音内容を再生できないこと、騒がしい環境では認識結果が変わること、利用量によってサブスクリプション費用がかかることが注意点として挙げられています。

公開レビューは投稿者の利用環境と時点による個別の評価です。現在のアプリや製品仕様と異なる場合もあるため、購入判断では公式の最新情報とあわせて確認してください。

メリット

録音専用デバイスなのでスマートフォンの操作に依存しにくい

会議開始時にスマートフォンのアプリを探したり、端末の電池消費を気にしたりせず、専用デバイスから録音を始められます。録音機会が多い人ほど、記録開始までの手順が少ないことは利点になります。

カード型とウェアラブル型を選べる

通話録音と対面会話の両方を扱うNoteシリーズ、移動中や現場で装着しやすいNotePinシリーズがあり、利用場面に合わせて選択できます。

月300分から始められる

デバイス購入後はStarterプランが利用できるため、利用頻度が低い場合は、すぐに有料AIプランを契約せずに文字起こしと要約を試せます。

購入前に確認したい注意点

デバイス料金とAI利用料金は別

月300分を超えて文字起こしを使う場合は、追加パッケージまたは有料プランの費用が発生します。本体価格だけで予算を決めないようにしてください。

Web会議中心なら既存ツールとの重複を確認する

Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン会議が中心の場合、会議サービスの標準機能やPC上で動くAI議事録ツールの方が手順が少ないことがあります。PLAUDは専用デバイスで対面会話や通話も記録したい人に向きやすい製品です。

録音前に参加者の同意を得る

PLAUD公式も、録音を始める前に参加者へ伝え、同意を得るよう案内しています。社内規程、機密情報、個人情報、取材先のルールも事前に確認してください。

データの保存方針を確認する

公式のプライバシー情報では、ユーザーデータは原則としてAI学習に使われず、明示的に同意した場合に限ってその範囲で利用されると説明されています。通信時はTLS 1.2以上、保存時はAES-256で暗号化される一方、自社管理の専用プライベートクラウドへの保存には現時点で対応していません。法人利用では、社内の情報管理基準に合うかを確認してください。

返品・保証

公式サイトで購入したPLAUDデバイスは、受取日から30日以内の返品が案内されています。製品が正常に動作し、付属品、説明書、元のパッケージを含むなどの条件があります。初期不良以外の返送料は購入者負担です。

公式サイトでは1年間の製品保証も案内されています。公式サイト以外の販売店で購入した場合は、購入先の返品・交換条件が適用されるため、価格だけでなく販売元も確認してください。

PLAUDが向いている人

  • 対面会議、商談、取材、授業などの記録機会が多い
  • スマートフォンとは別の録音専用機を使いたい
  • 通話録音と対面録音を一つのサービスで管理したい
  • 録音後の文字起こし、要約、共有まで効率化したい
  • 月300分から利用量を確認して始めたい

PLAUDが向かない可能性がある人

  • ハードウェアを増やさず、スマートフォンやPCだけで完結したい
  • オンライン会議だけを記録し、会議サービスとの自動連携を重視する
  • 月300分を大きく超えるが、継続的なAIプラン費用をかけたくない
  • 録音データを自社専用のプライベートクラウドだけに保存したい

ソフトウェア中心のAI議事録サービスも比較したい場合は、Nottaの料金・機能も確認してください。PLAUDは録音専用デバイスを起点にする点、NottaはアプリやWeb会議、ファイル取り込みを中心に使える点が大きな違いです。

購入前のチェックリスト

  • 通話録音が必要か、対面録音だけでよいか
  • カード型とウェアラブル型のどちらが使いやすいか
  • 月の録音時間は300分以内か
  • 本体料金とAIプラン料金を合算したか
  • 社内規程や参加者への録音同意を確認したか
  • 返品条件と購入先を確認したか

PLAUDは、会話を録音するだけでなく、その後の文字起こしと要点整理まで一つの流れにしたい人にとって検討しやすい製品です。まず月の録音時間と利用場面を整理し、必要以上に高いモデルやプランを選ばないことが、購入後の負担を抑えるポイントです。